◆ KRYPTON (クリプトン)
やや早生でボリュームがあり、作業性の良い冷涼地・中間地に向く品種。
収穫適期を過ぎても葉が垂れにくく作業性・在圃性が良い。
◆栽培のポイント
圃場の選定: 日当たり良く、肥沃で耕土が深く、水はけの良い圃場を選ぶ。
良苗の確保: 太さの均一な苗の育成に努め、定植する。
活着の促進: 加湿は禁物で、適度な土壌水分を保ち、発根を促進する。
土寄せ: 倒伏防止の軽めの土寄せは生育を促進する。高温多湿下での強い土寄せは根痛みを起こし、病害の発生を助長する。また軟白長を確保する土寄せは葉の間から葉鞘部に土が混入し、商品価値を落とすので注意する。
肥培管理: 高温多湿時の無理な追肥は軟腐を招くので注意。温暖地では気温下降期からの追肥が葉莢部肥大に効果的。
病害虫防除: 育苗中のネギコガ、定植直後のネキリムシ、高温多湿時の軟腐病や黒班病、気温下降期のヨトウムシなどに注意し、防除に努める。