形状安定性、在圃性にすぐれる中早生キャベツ
特性
1.萎黄病抵抗性(YR)で、3季まきが可能であるが、とくに一般地・暖地の秋まき春どりおよび春まき初夏どりに適する。
2.春どりあるいは初夏どりでとくに問題となるとがりが少なく、甲高の偏円球で形状が安定する。
3.草勢はやや強く、肥大性にすぐれ、水田裏作などの重い土壌でも安心して栽培できる。
4.裂球や腐れが少なく在圃性にすぐれ、秋まきできる品種としては非常に収量が上がる。
適応性
春にトウ立ちしにくくしっかりと結球し、とがりや形状の乱れが少ないので秋まきに適します。
また、年内に定植するととくに能力を発揮します。越冬時の低温・乾燥に耐えるように、スムーズに活着させてがっちりした
株をつくるのがコツです。トンネル被覆等で厳寒期の生育を早めようとすると、抽だいを起こす場合があるので、避けます。
草勢がやや強く旺盛に成育し、土質を選ばず安定した肥大性を発揮します。水田裏作などの重い土壌でも安心です。
播種
地域に適した播種期を守ってください。不抽だい性の安定した品種ですが、播種が早すぎると芯伸びを起こし、
軟結球となる場合があります。4月どりを目指す春キャベツや中早生キャベツと同時期に播種することをおすすめします。
これらが収穫を終えたあとに「かおるだま」を収穫でき、収穫作業の分散化や出荷数量の安定が見込めます。
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