倒れにくい！しなびに強い！抜群の甘さ！ 3拍子そろった中早生の極良質イエロー種！ 特長 ●倒伏に強く栽培容易 草丈は170cm程度。主稈が太く、二次根の発達が旺盛なため倒伏に強く、生育ぞろいもよいため栽培が容易。 ●粒のしなびに強く商品性が高い 高糖度で甘みが強い。粒は光沢があってしなびにくく、店もち性にすぐれる。穂は濃緑で見ばえよく、苞葉付きで420g程度とボリューム感がある。 ●良好な初期生育 極良質品種の中でも、発芽ぞろいがよく、初期生育が旺盛なため、栽培が安定する。 ●適応幅の広い85日型中早生種 中間地のマルチ栽培では、播種後85日程度で収穫できる。適応幅が広く、トンネル栽培、マルチ栽培、露地栽培に適する。 栽培の要点 ●圃場の準備 隔離栽培：デントコーンやポップコーンの花粉が受粉すると、粒の硬化や甘みの低下が発生するため、これらとは隔離栽培を行う。 土づくりと元肥：堆肥などの有機質を投入し、保水性と排水性のよい土づくりに努める。元肥は、10ａ当たりのチッソ・リン酸・カリの成分量でそれぞれ20～25kgが目安。 ●播種と間引き 播種：早めにマルチを張って土壌水分と地温確保に努める。播種は1穴に3粒程度、深さ3cm前後。無理な早まきは先端不稔の発生につながるため避ける。 間引き：本葉3～4枚のころ、生育のそろった株を1株残して間引く。 ●良質・多収のための管理 栽植株数：10ａ当たり4，500株植えが基準。5月中旬以降に播種した場合は、5～10％の疎植にする。 追肥と潅水：先詰まりのよい大きな穂にするには、出穂期までに草勢を強めにもっていくことが大切。追肥は本葉6～7枚ごろと雄穂出穂期の2回、それぞれチッソ成分量で10ａ当たり4～5kgを目安に施す。雌穂開花期以降の乾燥は肥大不良と先端不稔につながるので注意する。 無除けつ栽培：葉面積と花粉量を増やすため、無除けつ栽培を基本とする。 ●収穫 穂先の粒が色づいてきたころが収穫適期。絹糸抽出後20～25日前後が目安。
